精索静脈瘤の手術
精液所見をよくするために手術をしたのに、かえって悪くなることがあるのでしょうか?男性不妊バイブルからの引用です。
手術前50万だったのに、術後に14個になった精子
Q.重度の精索静脈瘤による乏精子症と診断され、精液検査の結果、濃度が50万前後とのことで、顕微受精適応と言われました。そこで顕微受精と並行して昨年4月に精索静脈瘤の手術を行いました。
しかし、結果は全く良くならず、術後3ヶ月経ってからの精液検査では精子数14個という数値が出た時もあり、むしろ悪くなっているような感じもします。
このような場合やはり無精子症になってしまうのでしょうか?
術中のバルーン(尿道)カテーテルに注意
A. 手術時に尿道に留置されたバルーンカテーテルにより精巣上体や前立腺に炎症が起こり極端に精液所見が悪化することがあります。
精索静脈瘤は、進行性疾患であり、多くの患者さんで時がたつにつれて精液所見は悪化します。しかし、ご相談にあるようにここまで極端に悪化するのは極めてまれです。
そこで、お尋ねしたいのですが、精索静脈瘤の手術はどのような手術をどこで受けたのでしょうか?手術時に、麻酔の関係で尿道にバルーンカテーテル の留置を受けたりしていませんでしょうか?
と言いますのは、手術時に尿道に留置された、バルーンカテーテルにより、精巣上体や前立腺に炎症が起こり、精子の通過障害が起こっていると、極端に精液所見が悪化するからです。
一度、手術の経過のもう少し詳しい情報をお教えください。