セックスの回数が半分に?
不妊治療の一環としてタイミング療法排卵日を推定して性行為を予定して行う方法)が一般的に行われています。しかし、タイミング療法を開始してから、性交回数が減少する傾向があり、生殖を意図した義務的な性行為がストレスとなり、勃起障害を起こすこともあります。
過去に日本生殖医学会で報告された研究では、タイミング療法が行われる前までは
平均性交回数が約月4回であったのにもかかわらず、タイミング法が行われるようになると約月2回に減少したという報告がありました。子供を作ろうとしたのに、逆にセックスの回数が減少してしまったというのです。みんな、真面目に排卵時期だけにセックスに取り組んでしまったということですね。
セックスにまじめに取り組むと・・・
そうなると、不思議なもので男性は勃起しづらくなってしまいます。なぜかというと、理由があります。
勃起は副交感神経(リラックスする時に高まる神経)が優位の際に起こりやすのです。だから、タイミング法の時に「今日は頑張ってセックスしなくちゃ」とか、「今日こそ妊娠させなくてはならない」など目的が起きると緊張の神経(交感神経)が優位になり勃起しづらくなってしまうのです。
どうしたらいいでしょうか?
これら不妊治療に関連した性機能障害は心因性(機能性)勃起障害の典型例であり、